常識にとらわれる必要はない~常識にとらわれた兄の人生の転機~

この記事は6分で読めます

Pocket
LINEで送る


7月9日に父の法要があって実家に帰りました。
その時に兄と久しぶりに会って、食事をしてきました。


兄はどんな人かというと、
率直に言って僕と真逆の人生を送っている人です。

奨学金をもらって大学に真面目に通い無事卒業し、
彼のなりたかった職業である介護士になりました。

27歳の時に職場で知り合った彼女と1年半の交際を経て結婚し、
29歳の時に数十年のローンを組んで、マイホームも建てました。

職場からも車で通える場所で、パッと見える光景は家と田んぼのみ。


ホント絵にかいたような田舎です。


子どもも2歳の女の子がおり、今二人目がお腹の中にいます。

生活の安定のために、奥さんもスーパーでパートもしています。
(そろそろ産休をとるそうです)

 

 

僕が知る限り、兄ほど常識を信じて人生を
歩んでいる人間を見たことありません。

 

世間でいう常識を信じ、大学を卒業し、就職して、
結婚して、ローンでマイホームを組んで、
家族や子供、将来のために必死に朝から晩まで働いて、
支払いと貯金を続ける日々。


家族のために頑張るお父さん。
これこそ地に足をつけた普通の会社員って感じです。

 


そんな兄が久しぶりに会ったら転機を迎えていました。

 

真面目にひたむきに仕事をしていた兄は会社にも評価され、
他の介護士を統括する責任者の立場になりました。

一般的にいう出世です。
その時兄は30歳でした。

兄の出世に奥さんも大喜びで、
「お兄さんすごいでしょ!」
「自慢のお兄さんだよね!」
って感じでLINEを送ってくるくらいでした。


これを聞いて僕は素直に凄いと思いましたよ。

僕には耐えられなかった雇われての仕事ができることも
評価されて出世したことも凄いと思います。

しかも過酷な現場である介護士ですから。
並大抵の気持ちでは続けるのは厳しい仕事です。

すげーと思うのは当然です。

 

ただ僕としては羨ましくもなんともなかったです。
兄の人生ほど、この先辛い仕事も無いですから。

多少出世したところで、常に慢性的な人不足の介護業界では
仕事量に見合った給料でもありません。
田舎ですから給料自体安いですし。


そもそも出世したということは
責任を押し付けられる立場になったということ。

兄は真面目ですが、気が弱いタイプなので、
飲まれてしまいそうな気がしていました。


まぁそもそも、僕は自由な人生が一番だという理念があるので、出世なんか興味もありませんし、
当然のようにローンを組んでマイホームを建てたりするのは
どうなんだろうなぁと疑念を持っていました。(口にはしませんが)

 


そして今回久しぶりに会ったわけですが……

 

 

兄は転職をしていました。

 


先日法要で久しぶりに顔を合わせ、
一緒に食事に行ったのですが、その時は何も言っていなかったんですよ。

母が何気なく、仕事の話を兄に振って、
介護職の話ではなく、営業の話をしていたので、
「あれ?」となんとなく違和感を感じていました。

兄と別れた後に何気なく母に
「仕事の部署でも変わったの?」
って聞いたら、転職した事実を聞かされました。


どうやら、彼の元職場は慢性的な人不足に悩んでおり、
その人不足で起こる業務の滞りが兄の責任となっていたようです。

また、子どもが2歳とまだ小さいですし、二人目も生まれるという事実から、
介護士の不安定な生活では子育てなどは厳しくなってきたそうです。

 

仕事に対する苦しみの比重が大きくなったことや、
家庭の幸せなどを考えた結果、彼は介護士を辞めました。

 

 

転職した事実には別に驚きはしませんでした。

どちらかというと、「やっぱりな」って感じです。

それに僕としては転職しても良いと思っていました。

兄が心身ともに苦痛に感じていたのなら、
そこを無理してまで働くメリットはないですから。


違う選択をするというのは正しいと思います。

 


ただ選択肢に「転職」しかないというのは
もったいないと思わざるを得ません。

 

本当はもっと違う手札を持っているのに、それに気づかない。
だから「転職をしなければならない」という思考になる。

 

これが個人的には凄くもったいないです。

 

 

兄は一家の大黒柱として、
「家族を幸せにするために物心の安定」と「自身を守るために心身の健康」
を得ようと仕事を変えたわけです。

 

ですが、転職でその目的は達成するのでしょうか?


転職なので結局会社に雇われて働くわけですから、
今までと根本的に変わりはありません。

もちろん、介護職という苦境の地帯と比較すれば
多少はマシかもしれませんが、それもマシと言える程度です。

 


本当は、兄には自由な人生を目指してほしいです。

 

兄貴一家が望む人生は
会社に雇われなくても手に入ります。

実際兄が望む人生を、僕はすでに送っているのですから。

 

 

誤解しないでもらいたいのですが、
僕は別に転職する奴はバカだなんて思ってもいませんし、
否定することはありません。

 

なぜなら、転職する事で成功する人もいますから。


転職する事で天職を見つける人もいます。
本当に心から楽しいと思える仕事というものもありますから。

僕の友人にも自動車の工場で働いていたものの、
仕事に苦痛を感じて、事務職に切り替えました。

彼にはその仕事が天職だったようで、
仕事が前の仕事では感じることが無かったくらいすごく楽しく、人間関係も良好。


今は毎日幸せな日々だそうです。


笑顔の彼を見て、僕は心の底から良かったなぁと思いました。

 

 

人生に良し悪しはありません。
正誤もありません。

すべて、自分のラベルの貼り方とそこからの選択です。

 

問題なのは選択肢に気づかないことです。
存在に気付かない、つまりチャンスロスです。

 

 

「だったら星野さんが自由な人生をおススメしてあげたらいいのに」
と思われるかもしれません。

ですが、僕から兄に自由な人生をオススメする事はありません。


残念ながら、兄は僕の人生に懐疑的ですから(^^;
ついでに奥さんはもっと懐疑的です。


二人そろって僕を「変な事やってお金稼いでいる」と思っています。


兄の奥さんも僕と会うたびに
「就職した方が良い」「結婚しなよ」「マイホーム持てばいいのに」
と口酸っぱく言ってきます。

もちろん彼女なりの気づかいだとは思いますが、
僕から見て彼らの生活が幸せに見えないので、
いつも笑って「そうだねー」と言ってごまかしています。

 


まぁネットビジネスをやると決めたときから、
ココに関しては覚悟していたので別に良いのですが(苦笑)

昔よりはマシになりましたが、
まだまだネットビジネスというのは認知されたものじゃないですからね。

そこは仕方ありません。

 

 

それに僕から見ても兄は自由な人生に向かないタイプです。

自分で選択するというのが基本的に苦手な人です。
(だから転職を選択したことには驚きました)


自由な人生ではなく、暇な人生送りそうです。
趣味は懸賞応募ですし、もらえる側の人間としての意識が強すぎます。


兄が自由な人生を手に入れるなら、マインドを整える必要が絶対にあります。

でも、奥さんが止めにかかるでしょうね。

 


兄も奥さんも田舎の価値観に染まり切っています。
そのため僕と考え方でぶつかることは少なくありません。

結婚に対する価値観も家などのモノに対する考え方も
お金というものがどういうものかも、ほとんど違います。


彼らにとって、お金というものは汗水働いてようやく手に入る
天からの恵みとさえ思っています。

これは僕の両親もそうでした。

 

だからこそ彼らは僕みたいな考えや生活を送っている人間には
不信感・疑念を抱きます。

 


だから僕から頑張って説得しようと思いません。
もちろん兄が望むなら喜んで教えますが、おそらく一生ないでしょう。

 

 

でもそれも悪いことではありません。

 

兄がそういう価値観を持っていて
そういうラベルを張っているだけですから。

兄の選択肢をもったいないと思っても、僕は否定するつもりは全くありません。


ただ僕がやる事は心の底から「頑張れ!」と言うだけです。

 

 

にしても、見事にマイホームを建てるリスクが顕著に出たなぁと思いました。

もし兄がマイホームという鎖がなかったら、
もっと仕事の選択肢も場所も無数にあったと思います。

マイホームという鎖や子どもが生まれることもあり、
仕事は近場で探すしかありませんでした。

 

電車で数駅だったらと言う人もいますが、田舎って電車かなり少ないんですよ。
1時間に4本とかざらです。

都心と全く違います。
僕も東京に住み始めた時は驚きました。

だって3分後には電車来るんだもん(^O^)

僕の常識は簡単に壊れましたよ。
今では実家に帰る度に電車の少なさに驚いてしまいます。

 

兄の家の最寄り駅の電車に至っては1時間に1本ですよ。

電車なんて交通手段の選択肢として入っていません。
田舎は車が無いと生きていけないようになっています。


兄の選択肢は必然的に狭くならざるを得なかったのです。
結果兄は苦手な営業職に就くことになりました。


土着することが前提として家を建てることのリスクっていうのは
もうちょっと真剣に考えるべきだと個人的には思います。

 

というか、そんな常識なんていらないですし。

 

 

ここまでだらっと書きましたが、何が言いたいのか簡潔に言うと……

 

「常識なんて囚われなくていいよ」

 

ってことです。

 

常識と言われるものは
誰かにとって都合がいいから常識として植え付けられているだけです。


働く場所、時間、休み、起きる時間、寝る時間、
食事の内容、人付き合い、遊ぶ時間、趣味、教育、住む場所、……


全て本来自由です。

その自由から自分の好ましいと思うラベルを貼ればいいのです。
そして自信をもって選択すればいいのです。


僕が雇われての雇用よりネットビジネスで雇われることを選んだのは、
そっちのほうに優先的なラベルを張ったからです。

僕が今雇われて働かないのは、
雇われて働くよりも他にやりたいことがあるからです。

 

兄が仕事を辞めたのも、仕事よりも、自分や家族が大事だからです。
それが悪いなんてことは絶対にありません。

 

もちろん人に迷惑をかけてはいけませんが、
自分の人生を自由にデザインするのは素敵な事です。

常識にとらわれずに、自分が豊かに感じる自由な人生を送って欲しいです。

Pocket
LINEで送る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

期間限定プレゼント配布中!

管理人プロフィール

20代男。
元中小企業サラリーマン。

 

現実にも未来にも絶望していた最中、父親の死がきっかけで現実の労働世界から逃亡を目指す。

 

悪戦苦闘したもののなんとか無事逃亡に成功。

 

現在は趣味の読書や音楽鑑賞、
脚本書いたり、時々役者をしながら、
自由な日々を満喫中。

 

好きな漫画は「GIANT KILLING」
「3月のライオン」などなど

 

詳細プロフはこちら


↑押して頂けると、星野が喜びます(笑)